こんにちは。Nです。
販売をするとき、値段をどうしようと悩んだことはないでしょうか。
そして、ついて回る「原価率」どうしよう問題。
※原価とは、商品を作るときにかかった物の費用のことです。
※原価率は、商品代金のうちの原価が占める割合のこと。
お店を続けていく上では一定の売り上げは必要ですし、そのためには価格設定が重要と、わかっていても、延々と悩んじゃいます。
原価率〇%以内にしたほうが良い、一般的には〇%で値段をつける…
調べてみると、たくさん意見が出てきます。どれがいいのか、正直どんなものをどうやって売るのかにより変わると思いますので、あくまで一つの例として、
原価率の考え方、私がお店をやるときに思っていることをまとめます。
正解がないものは難しい…。
原価率だけでは考えない1 利益の額
私が行っているのは物販なので、原価がかかります。そのため、その原価をまるっと無視するということはできません。目安の指標となる原価率は一応設定しています。ですが、それにとらわれすぎないように気を付けています。
というのも一概に原価率が低ければよいというわけではないと思うからです。
例えば、
A.商品代金1000円で原価率40%の商品→原価400円、粗利600円
B.商品代金300円で原価率10%の商品は→原価30円、粗利270円
さて、純粋に利益がどちらが高いかというともちろんAとなります。原価率はもちろんAのほうが高いですが、原価率だけでは判断できないという理由の1つ目はこのような場合があるからです。
価格を高く設定できる商品の場合、原価率が少し高めでも利益としては額が上がります。
なので、こういった場合は原価率が低くならない価格設定でもよしとして金額を付けています。
※粗利とは、売り上げから材料費を引いた基本的な利益のことを指します。
原価率だけで考えない2 生産性という側面
では、
A.商品代金300円で原価率40%の商品は粗利180円 作成15分
B.商品代金300円で原価率10%の商品は粗利270円 作成30分
これだったらどうなるでしょうか。作成時間をそろえてみると、
作成1時間あたり
A.商品代金300円×4=1200円で原価率40%、原価480円、粗利720円
B.商品代金300円×2=600円で原価率10%、原価60円、粗利540円
というわけで、原価率が高くても数を作ることができればその分カバーすることができますし、単純な利益も原価が高くても低いものより上になります。生産性の側面からも考えることができます。
なので、原価率が下げられなくても量が作れるもの、労力的に負担が少ないものはそれでよしとしています。
原価率だけで考えない3:お客様にとっての価値
上記2つはお店の側からの利益の観点ですが、お客様が買ってくれることによってはじめて商品が売れるわけで、つまり買ってもらえる価値のある金額設定をすることも大事だと思います。
そういったことを踏まえて、その商品はどんな価値があるのか、という観点で、原価率に限らず、お客様にとって価値がある金額の上限は越えられないなと、金額を決めている場合もあります。
原価率だけで考えない4 自分たちがやりたいもの
自分たちがイベントなどでやりたい、お店のコンセプトや求めるものからしても商品として出したいものについては、原価率は参考程度にしてやっちゃうこともあります。
やりすぎると、売れても利益が低くてアップアップするなどなるので、限定商品や季節もの、イベント商品などに限ってはこの考え方もしています。
原価率をちゃんと見る:売り上げのキーとなる商品
これまで、原価率以外の要素も見て…という項目をいくつかあげました。
けれど
売り上げのキーとなる商品、販売数の多い商品についての価格設定、原価率は高すぎないように、あるいは利益率が高くなるように想定して考えていったほうが良いと思います。
メイン商品=販売数の多い商品はそれだけ売り上げに直接的にかかわるからです。数が多いのに原価率が高くて生産性が低い、となるとやっぱりお店の運営的には苦しくなりますよね。
ここがきちんと考えられていると、例えば少々原価が高い商品があったとしても運営的にはすごく苦しくなることは少し減る…はずです。
このあたりは、原価率設定とともに、メインに何を売るか、ということもかかわってくるかもしれません。
原価率だけで考えない:複数を組み合わせて
上記のような理由で、原価率だけで一概に設定していない場合などもあります。
全体的に組み合わせをすることにより店舗全体として売り上げと原価のバランスをとるようにしています。
まとめ
自分の作りたい商品が、原価率が低くて、個数を作ることができて、金額が高くて売り上げが良い、なんていう理想的な商品はなかなかありません。
お店として続けていくために、
- メイン商品、数が売れる商品はきちんと設定 したうえで、
- 価格そのものがほかより高い(利益の額がとれる)
- 量産できる(労力的な面で負担が低め)
- お客様にとっての価値ある価格設定
- 期間限定・お店のコンセプト的にやりたい
などを総合的に判断して決める、という方法をしています。
全体でよければよし!というところですね。
これ!という絶対の正解があるものではないと思いますので、「そんな決め方してる人もいるんだ」という何かの参考や考えるきっかけになればと思います。